米中閣僚級協議、初日終了 米財務省報道官「非常に建設的」
マレーシアの首都クアラルンプールで開かれている米国と中国の閣僚級貿易協議は25日、初日の討議を終えた。写真は協議会場に到着する中国の何立峰副首相ら(2025年 ロイター/Hasnoor Hussain)
Xinghui Kok
[クアラルンプール 25日 ロイター] - マレーシアの首都クアラルンプールで開かれている米国と中国の閣僚級貿易協議は25日、初日の討議を終えた。米財務省の報道官は「非常に建設的」だったと述べた。
協議は東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に合わせて行われた。米中は、貿易戦争の激化を回避し、30日に予定されているトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談が無事行われることを目指している。
トランプ政権が2期目を迎えてから悪化していた米中関係は、通商協議を継続するための「関税休戦」が成立しいったんは落ち着いたが、中国がレアアース(希土類)輸出規制を大幅に強化したことへの報復として、トランプ大統領が11月1日から中国製品に新たに100%の関税をかけると脅したことなどを受けて、再び緊迫化している。
中国の何立峰副首相は、代表団とともに協議会場を後にする際、笑顔で記者団に手を振ったが、コメントはしなかった。
米財務省の報道官は協議について「非常に建設的なもので、(26日)午前中に再開されるだろう」と述べた。
マレーシアと米中政府は、協議の詳細を明らかにしておらず、結果についてメディアに説明する予定があるかどうかも不明だ。





