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米バージニア州が非常事態宣言、政府閉鎖下での食糧支援維持に向け

2025年10月24日(金)05時49分

米バージニア州のグレン・ヤングキン知事(写真)は23日、3週間にわたる米連邦政府閉鎖により給付金が止まる恐れがある中、低所得者などへの食糧支援を維持するため非常事態を宣言した。2024年6月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)

Jasper Ward

[23日 ロイター] - 米バージニア州のグレン・ヤングキン知事は23日、3週間にわたる米連邦政府閉鎖により給付金が止まる恐れがある中、低所得者などへの食糧支援を維持するため非常事態を宣言した。この措置により、州が管理する食料給付に充てる連邦政府予算がない場合でも、緊急資金を使って支援を継続できるという。

同知事によると、11月1日に補助的栄養支援プログラム(SNAP)の食糧給付が終了した場合、バージニア州内で85万人以上が影響を受ける見通し。

食糧支援で緊急事態宣言を発令したのはバージニア州が初めて。他の州も今週、食糧援助受給者に対し、政府閉鎖が続けば来月は給付金が支給されない可能性があると警告している。

フードスタンプとしても知られるSNAPの受給を受けているのは全米で4100万人以上に及ぶ。さらに約700 万人が女性・乳児および児童向けの特別補足栄養プログラムから援助を受けている。

一方、ホワイトハウスは23日、トランプ政権は栄養支援プログラムの延長を支持すると発表した。

ロイター
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