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ウクライナ和平へ12項目提案、欧州 現戦線維持で=報道

2025年10月22日(水)02時31分

欧州各国はウクライナと協力し、ロシア・ウクライナ戦争を現在の戦線を維持する形で終結させることを目指す12項目から成る提案を策定している。ウクライナのハルキウ州で4日撮影(2025年 ロイター/Sofiia Gatilova)

[21日 ロイター] - 欧州諸国はウクライナと連携し、ロシアとの戦争を現在の戦線を基盤とした形で終結させる12項目の提案を策定している。ブルームバーグ21日、関係筋の情報として報じた。    報道によると、トランプ米大統領が議長を務める「和平評議会」がこの提案の実施を監督する。    欧州諸国の首脳は21日、米国に対し、ウクライナにおける即時停戦を要求するスタンスを堅持し、現在の戦線を今後の協議の基盤とするよう求めた。    提案にはウクライナに対する「安全の保証」のほか、欧州連合(EU)への迅速な加盟に向けた道筋などが盛り込まれる見通し。    さらに、ロシアがウクライナに続き停戦に同意し、双方が領土拡大の停止にコミットすれば、ロシアに連行された全ての子どもたちをウクライナに帰還させ、囚人の交換を実施することが想定されているという。

両国は占領地の統治に関する交渉に入ることになるが、欧州もウクライナも占領地を法的にロシア領として承認する可能性は低いとみられる。

また、ロシアに対する制裁は段階的に解除されるが、凍結されている約3000億ドルの資金は、ロシアがウクライナ復興への貢献に同意した場合にのみ返還される計画。ただ、ロシアが再びウクライナ攻撃に転じれば、制裁は再発動される見通し。

ロイターは独自にこの報道を確認できていない。

ロイター
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