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台湾輸出受注、9月は前年比30%増 AI需要好調で予想上回る

2025年10月21日(火)19時11分

 台湾経済部(経済産業省)が21日発表した9月の輸出受注は前年同月比30.5%増の702億2000万ドルと、市場予想を上回った。写真はコンテナや機材が並ぶ港。8月7日、台湾の基隆で撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

Faith Hung Emily Chan

[台北 21日 ロイター] - 台湾経済部(経済産業省)が21日発表した9月の輸出受注は前年同月比30.5%増の702億2000万ドルと、市場予想を上回った。人工知能(AI)関連の旺盛な需要が米国による関税の影響を相殺し、8カ月連続で増加した。

アナリスト予想は17.8%増だった。

経済部は声明で、国際貿易政策や地政学的リスクなどの不確実性が引き続き国際貿易の勢いを圧迫していると指摘した。一方で、第4・四半期は例年、欧米市場で年末商戦を控えた繁忙期となる上、AIや高性能コンピューティングなど新たな技術分野での需要拡大が続くことで、受注の勢いは支えられるとの見方を示した。

通年の受注総額は過去最高を更新する可能性が高いとの見通しを示した。また10月の輸出受注は前年比23.7─27.3%増になると予想している。

品目別では、9月の輸出受注は通信機器が前年比33.1%増、電子機器が45.9%増となった。

地域別では、中国向けが8月の0.7%減から11.6%増へとプラスに転じ、米国向けは前月の33.6%増から40.2%増へ加速した。欧州向けは16.9%増、日本向けは22.8%増だった。

ロイター
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