アラスカＬＮＧ事業、年内に費用概算完了＝米内務長官

１０月２０日、バーガム米内務長官（写真）はエネルギー業界会合で、トランプ大統領が推進するアラスカ州の液化天然ガス（ＬＮＧ）開発計画について、年内に技術的な基本設計や費用の見積もりが完了する見込みだと述べた。ウィスコンシン州ラクロスで８月代表撮影（２０２５年　ロイター）

[２０日 ロイター] - バーガム米内務長官は２０日、エネルギー業界会合で、トランプ大統領が推進するアラスカ州の液化天然ガス（ＬＮＧ）開発計画について、年内に技術的な基本設計や費用の見積もりが完了する見込みだと述べた。

同事業では、アラスカ州北部のガス田から南部へ１２８７キロのパイプラインを敷設し、輸送した天然ガスを液化して輸出する計画。数十年前から論議されてきたが、米国内での化石燃料開発を推進するトランプ政権下で弾みがついた。

パイプライン建設は、米エネルギー企業グレンファーンとアラスカ州のアラスカ・ガスライン開発公社（ＡＧＤＣ）による共同事業。

グレンファーンは今年、年内に同事業に関する最終決定を下すと発表。コスト見積もりを含む基本設計（ＦＥＥＤ）調査の準備を進めている。

バーガム長官は「アラスカＬＮＧ事業については非常に安心しており、ＦＥＥＤ調査結果は１２月に発表されるはずだ。同事業には多くの関心が寄せられるだろう」と期待をにじませた。