ニュース速報
ワールド

尹錫悦前大統領の妻を逮捕、収賄や株価操作などで 韓国特別検察

2025年08月13日(水)08時37分

 韓国の尹錫悦前大統領の妻、金建希氏(写真中央)を巡る疑惑を捜査する特別検察は、金氏を収賄や株価操作の疑いなどで逮捕した。写真はソウル中央地裁に出廷する金氏。8月12日、ソウルで代表撮影(2025年 ロイター/Jung Yeon-Je)

Heejin Kim

[ソウル 12日 ロイター] - 韓国の尹錫悦前大統領の妻、金建希氏を巡る疑惑を捜査する特別検察は、金氏を収賄や株価操作の疑いなどで逮捕した。

韓国で元大統領夫人が逮捕されるのは初めて。昨年12月の戒厳令発動を巡って裁判を受ける尹氏も拘置所で勾留されている。

検察側は、金氏が証拠を隠滅し、捜査を妨害する可能性があるとして、同氏の逮捕状を請求。裁判所は12日遅くに逮捕状を発布した。

これに先立ち、黒いスーツに身を包んだ金氏は裁判所に到着すると一礼したが、記者団の質問には答えず、声明も発表しなかった。

金氏はある宗教団体から賄賂として2つ合わせて2000万ウォン相当のシャネルのバッグとダイヤモンドのネックレス1つを受け取り、その見返りに同団体のビジネス利益に有利な影響を与えたなどとされる。

金氏の弁護団は逮捕に関するコメントを現時点で出していないが、これまでには疑惑を否定している。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インド首相、来月の国連総会に合わせてトランプ氏と会

ビジネス

仏サノフィの高コレステロール薬、在庫不足で中国供給

ビジネス

午前の日経平均は続伸、連日の最高値で4万3000円

ビジネス

世界のEV・PHV販売、7月は中国減速で21%増に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が教える「長女症候群」からの抜け出し方
  • 2
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...気になる1位は?
  • 3
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段の前に立つ女性が取った「驚きの行動」にSNSでは称賛の嵐
  • 4
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 5
    【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トラ…
  • 6
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 7
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 8
    「古い火力発電所をデータセンターに転換」構想がWin…
  • 9
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 10
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 1
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 2
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの母子に遭遇したハイカーが見せた「完璧な対応」映像にネット騒然
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 5
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 7
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 8
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 9
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中