ベトナム最高指導者、10日から訪韓 貿易・投資など協議

8月7日、韓国大統領府は、ベトナムの最高指導者、トー・ラム共産党書記長(写真)が10日から4日間の日程で国賓として韓国を訪問すると発表した。5月26日、ハノイで代表撮影(2025年 ロイター)
[ソウル 7日 ロイター] - 韓国大統領府は7日、ベトナムの最高指導者、トー・ラム共産党書記長が10日から4日間の日程で国賓として韓国を訪問すると発表した。両首脳は貿易、投資、原子力エネルギー分野での協力深化について協議する。
ラム氏は李在明大統領が6月に就任して以来、韓国を訪問する初めての外国首脳となる。姜裕貞大統領府報道官は、貿易と投資に加え、地域安全保障や高速鉄道などのインフラ整備計画といった戦略的な課題での協力についても協議すると述べた。
韓国の情報筋によると、両首脳は液化天然ガス(LNG)発電所の建設や、複数の韓国大手企業によるベトナムでの事業拡大計画についても話し合う。
李氏は7日、ベトナム通信社に書面でコメントを寄せ、韓国はベトナムにおけるビジネス・経済協力の拡大に力を入れていると表明した。「韓国とベトナムの経済協力の歴史が、自由貿易に基づく互恵的な世界秩序の回復に貢献する基盤となることを期待している」と述べた。
ベトナムは韓国にとって第3位の貿易相手国。