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ロシア報道官、トランプ氏の原潜配備表明に「核発言は慎重に」

2025年08月04日(月)19時57分

ロシア大統領府のペスコフ報道官は4日、トランプ米大統領が米原子力潜水艦の再配置を命じたと表明したことについて、ロシア高官として初めて言及し、核に関する発言には誰もが注意する必要があるとの見解を示した。両国首脳、2019年撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)

Dmitry Antonov

[モスクワ 4日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は4日、トランプ米大統領が米原子力潜水艦の再配置を命じたと表明したことについて、ロシア高官として初めて言及し、核に関する発言には誰もが注意する必要があるとの見解を示した。

トランプ氏は1日、原潜2隻を「適切な海域」に 配備するよう命じたと明らかにした。 ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長(前大統領)の 「愚かで扇動的な発言」の脅威に対応するためとしている。

ペスコフ氏は記者団に対し、「われわれはこのような論争に巻き込まれたくないし、いかなる形であれコメントもしたくない。誰もが核に関する発言には極めて慎重になるべきだと考えている」と述べた。

またロシアはトランプ氏の発言について、核による緊張の高まりを示すものとは考えていないと語った。

大統領府がメドベージェフ氏に対し、トランプ氏との対立をトーンダウンするよう警告したかとの質問に対し、直接的な回答を避けた。「どの国でも指導者は現在起きている出来事に対して異なる視点や態度を持っている。米国でも欧州でも非常に強硬な考えを持つ人々がいる」と述べた。

その上で「最も重要なのはプーチン大統領の立場だ。わが国では外交政策は国家元首であるプーチン氏によって策定される」と語った。

ロイター
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