トランプ氏、「ブラジル大統領は関税問題でいつでも電話を」

8月1日、トランプ米大統領は報道陣に対して、ブラジルのルラ大統領(写真)は関税や両国間のその他の摩擦について話し合うためにいつでも電話してきていいと述べた。ブラジリアで撮影(2025年 ロイター/Adriano Machado)
[ワシントン/ブラジリア 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、報道陣に対して、ブラジルのルラ大統領は関税や両国間のその他の摩擦について話し合うためにいつでも電話してきていいと述べた。
トランプ氏は「彼が望むならいつでも私と話すことができる」と語った。ブラジル国民に好意を持っているとしつつ「ブラジルを統治している人々は間違ったことをした」と付け加えた。
ブラジルのアダシ財務相はこの後、報道陣に対してトランプ氏の発言を「素晴らしい」と述べ、ルラ大統領もきっと喜んで米大統領から電話を受けるだろうと語った。
ルラ大統領は自らのX(旧ツイッター)にブラジルは常に対話に開かれていると投稿したが、トランプ氏やその発言に言及しなかった。
トランプ氏は良好な関係にあるブラジルのボルソナロ前大統領が2022年の選挙敗北後にクーデターを企てたとして起訴されていることを「魔女狩り」と称し、来週から多くの例外を設けつつブラジルに50%の関税を課すと発表した。