トランプ政権、米国のレアアース生産拡大に最低価格保証=情報筋

7月31日、トランプ米政権の高官らが先週、レアアース(希土類)に携わる企業を集めて米首都ワシントンで会議を開き、米国での重要鉱物の生産を迅速に拡大し、最低価格を保証する方針を伝えたことが分かった。写真はカリフォルニア州のMPマテリアルズのレアアース採掘場で2020年1月撮影(2025年 ロイター/Steve Marcus)
Ernest Scheyder Jarrett Renshaw
[31日 ロイター] - トランプ米政権の高官らが先週、レアアース(希土類)に携わる企業を集めて米首都ワシントンで会議を開き、米国での重要鉱物の生産を迅速に拡大し、最低価格を保証する方針を伝えたことが分かった。レアアース市場での中国の覇権を切り崩す狙いがある。計画に詳しい5人の情報筋がロイターに語った。
会議は7月24日に開催され、ピーター・ナバロ大統領上級顧問(貿易・製造業担当)、国家安全保障会議(NSC)のサプライチェーン(供給網)戦略の責任者であるデビッド・コプリー氏が主導。情報筋によると、この会議にはレアアース関連の企業10社に加え、電子製品生産のために重要鉱物の安定供給に依存している米IT大手のアップル、マイクロソフト、強化ガラスを製造するコーニングも参加した。
情報筋によると、ナバロ氏とコプリー氏は会議で、国防総省が数十億ドルの投資の一環として米国内唯一のレアアース採掘企業MPマテリアルズのレアアースに適用すると7月に発表した最低価格は「1回限りではない」とし、同様の取引が進行中なのを明らかにした。
また、トランプ大統領は新型コロナワクチン開発を加速させた「ワープ・スピード作戦」をほうふつさせる手法により、米国でのレアアースの採掘、加工、リサイクル、磁石生産を迅速に拡大する意向を持っているとも説明された。
情報筋によると、ナバロ氏とコプリー氏は最低価格を設定する方針を伝えたほか、7月に成立した税制・歳出法に盛り込まれた数十億ドルの優遇措置を含めて政府による既存の財政支援を活用するように促した。
ナバロ氏はロイターに対してこの会議が開かれたことを認め、米国での重要鉱物産業の脆弱性を改善するためにトランプ政権が「効率性を維持しながら可能な限り迅速に動く『トランプタイム』で行動すること」を目指していると言及。ナバロ氏は会議で最低価格について言及したかどうかについてはコメントを控えた上で「私たちの目標は、鉱山から最終製品に至るまで重要鉱物の全ての分野にわたるサプライチェーンを構築することであり、会議に参加した企業はこの取り組みで重要な役割を果たす可能性を秘めている」と語った。
コプリー氏はコメント要請に即座には返答しなかった。
国防総省が最低価格を適用したのを受け、アップルはMPマテリアルズからレアアースの供給を受ける契約を結んだ。情報筋によると、ナバロ氏とコプリー氏は会議の席で、トランプ氏がより多くのハイテク企業がレアアース分野に投資することを望んでいると紹介した。
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