米は核協議再開前に賠償で合意を、イラン外相がFTに語る
[31日 ロイター] - イランのアラグチ外相は、米国が先月イランの核施設を空爆したことについて、米国が空爆で生じた損害に対する賠償で同意する必要があると述べた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が31日報じた。
アラグチ氏はFTとのインタビューで「彼らは、なぜ交渉中にわれわれを攻撃したのかを説明すべきであり、(将来、協議を行う際に)そうしたことを繰り返さないと保証する必要がある」と発言。「そして彼らがもたらした損害を(イランに)賠償する必要がある」と述べた。
FTによると、アラグチ氏とウィットコフ米特使は、米国による空爆中からメッセージを交換していた。アラグチ氏はウィットコフ氏に対し、核問題を巡る長年の対立を終わらせるため「ウィンウィンの解決策」が必要だと強調したという。
アラグチ氏はFTに対し、ウィットコフ氏が協議再開を提案したが、米国による真の信頼醸成措置が必要だと主張。金銭的な賠償が含まれるべきであり、交渉中に再びイランが攻撃されないという保証が必要だと述べた。