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韓国、8月1日までに米国と枠組み合意の可能性も=通商担当高官

2025年07月14日(月)12時23分

 韓国の呂翰九通商交渉本部長は14日、8月1日の期限までに米国と「原則的な」通商合意に至ることは可能かもしれないとしつつ、米国の懲罰的な関税の免除に向けた詳細なパッケージを仕上げるには時間が短いと述べた。メディアが伝えた。写真は韓国・平沢市の港で8日撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 14日 ロイター] - 韓国の呂翰九通商交渉本部長は14日、8月1日の期限までに米国と「原則的な」通商合意に至ることは可能かもしれないとしつつ、米国の懲罰的な関税の免除に向けた詳細なパッケージを仕上げるには時間が短いと述べた。メディアが伝えた。

聯合ニュースによると、米政府高官と先週会談した呂氏は、貿易交渉の一環として、自国の農産物市場に関して一定の戦略的な決断を下さなければならないかもしれないと述べた。

ニューシス通信によると、呂氏は記者団に「米国の関税交渉で原則合意に達することは可能であり、その後、さらに交渉する時間を取ることができると信じている」とし「あらゆる詳細を含む完璧な条約をまとめるには20日間では不十分だ」と述べた。

また、貿易交渉の一環で行われた主要産業分野に関する米当局との協議に「かなりの進展」があったが、米国による自動車・鉄鋼関税の削減が必要だと主張。自動車・鉄鋼関税は「不公平」であり、二国間協力を著しく阻害すると指摘した。

トランプ米大統領は韓国に対し8月1日から25%の関税を課すと通告しており、韓国は通商合意の締結を急いでいる。

ロイター
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