トランプ氏、大統領権限でウクライナに武器供与する意向=関係筋
7月10日、トランプ米大統領は、大統領に復帰して以来初めて、前任者が頻繁に使用していた大統領権限に基づいてウクライナに武器を送る意向だと、事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。ホワイトハウスで9日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
Mike Stone
[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米大統領は、大統領に復帰して以来初めて、前任者が頻繁に使用していた大統領権限に基づいてウクライナに武器を送る意向だと、事情に詳しい2人の関係者が10日明らかにした。トランプ氏のウクライナ防衛への関心が高まっていることを示唆しているとの見方もある。
関係筋によると、トランプ氏は大統領引き出し権限(PDA)に基づいて、武器を在庫から引き出しウクライナに供与する予定で、その額は3億ドル程度になる可能性がある。
トランプ大統領は8日、激化するロシアの進撃からウクライナを守るため、さらに武器を送るとの意向を示していた。
パトリオットミサイルや中距離ロケット弾が含まれる可能性があるが、まだ決定していないという。
これまでトランプ政権は、ウクライナの支持者であったバイデン前大統領が承認した武器しか送っていない。PDAに基づき、大統領は緊急時に同盟国を助けるため兵器を在庫から引き出すことが可能。





