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タイCPI、2カ月連続マイナス 通年見通し下方修正

2025年06月06日(金)17時42分

 タイ商務省が6日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.57%下落し、2カ月連続でマイナスとなった。写真は卸売市場。4月8日、タイのパトゥムタニ県で撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)

[バンコク 6日 ロイター] - タイ商務省が6日に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.57%下落し、2カ月連続でマイナスとなった。4月は0.22%下落していた。ロイターがまとめた予想は0.80%下落だった。

これで中央銀行の目標レンジ(1─3%)を3カ月連続下回った。

同省貿易政策戦略室のプーンポン・ナイヤナパコーン室長は、6月のインフレ率はプラスが予想されると語った。同省は、通年のインフレ見通しを従来の0.3─1.3%から0.0─1.0%に引き下げた。

プーンポン氏によると、5月の物価はエネルギー価格の低下と野菜などの農産物の生産増により下落した。変動の激しい食品価格およびエネルギー価格を除いたコアベースのCPIは、5月は前年同月比1.09%の上昇となり、エコノミスト予想(0.94%上昇)を上回った。

タイ中央銀行は4月、政策金利を2会合連続で25ベーシスポイント(bp)引き下げ1.75%としたほか、2025年の経済成長率見通しを2.0%に下方修正した。次回会合は6月25日。

ロイター
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