UAEの大規模データセンター建設計画、第1弾施設が来年稼働へ

アラブ首長国連邦(UAE)に大規模な人工知能(AI)データセンターを新たに建設する「スターゲートUAE」プロジェクトの第1弾として、来年に最初の施設が稼働する見通しだ。写真は2017年5月、台湾の台北で撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
[サンフランシスコ 22日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)に大規模な人工知能(AI)データセンターを新たに建設する「スターゲートUAE」プロジェクトの第1弾として、来年に最初の施設が稼働する見通しだ。
計画では、アブダビ首長国にある26平方キロの敷地に5ギガワット相当の規模のデータセンター群が設置される。
第1弾の施設は、UAE政府系企業G42が、オープンAI、オラクル、エヌビディア、シスコシステムズといった米企業および日本のソフトバンクグループと共同で建設する。
各社は22日、これらの計画にはエヌビディアの最先端AI半導体システム「GB300」が使用されると明らかにした。
米政府は以前、中国と緊密な関係があるとの理由でUAE向けの最先端半導体輸出を制限していたが、トランプ政権はこの制限を撤回している。
各社は第1弾の施設に収容されるサーバーの数は示していない。ただトレンドフォースの見積もりでは、約1400基のサーバーに合計10万個のエヌビディアの半導体が搭載されるという。