ニュース速報
ワールド

インドネシア政府、来年は経済成長加速見込む 慎重な支出約束

2025年05月20日(火)16時21分

インドネシア政府は2026年の経済成長率を5.2─5.8%と予想し、財政赤字は対国内総生産(GDP)比2.48─2.53%と見込んでいる。スリ・ムルヤニ財務相が5月20日、議会で発表した。ジャカルタの上空を4月撮影(2025年 ロイター/Willy Kurniawan)

[ジャカルタ 20日 ロイター] - インドネシア政府は来年の経済成長率が少なくとも5.2%に達すると見ていると、スリ・ムルヤニ財務相が20日、国会で述べた。食料生産、エネルギー安全保障、国民福利の向上に引き続き注力するとした。

財務相は、2026年の経済成長率は5.2─5.8%の見通しで、下限は25年の成長目標と同じと説明した。

「人々の購買力を維持し、天然資源の川下産業の発展や、投資環境の改善、そして人的資源によって、26年の目標を達成する」と、政府の26年予算案の概要を説明しながら述べた。

それでも、一部のアナリストはこの目標成長率に懐疑的で、福祉に重点を置いても経済が活性化する可能性は低いと指摘。インドネシア大学のアナリスト、ジャヘン・レズキ氏はロイターに「今のところ、開発を支援するような経済政策はほとんどない。高成長を実現するためには、多くの投資と金融の深化が必要だ」と語った。

26年の財政赤字については、対国内総生産(GDP)比2.48─2.53%と見込み、慎重な支出を改めて約束した。今年の財政赤字目標は対GDP比2.53%となっている。

昨年10月に就任したプラボウォ大統領の下で作成される初の予算案となる。プラボウォ氏は29年の任期終了までに成長率を8%に引き上げることを公約している。

  2026 2025

GDP growth (%) 5.2-5.8 5.2

Inflation (%) 1.5-3.5 2.5

Rupiah/US$ 16,500-16,900 16,000

Budget deficit as pct of GDP 2.48-2.53 2.53

10-yr bond yield 6.6-7.2 7.0

Indonesia crude price (US$/barrel) 60-80 82

Oil lifting (bpd) 600,000-605,000 605,000

Gas lifting (boepd) 953-1.017 mln 1.005 mln

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:戦闘で労働力不足悪化のロシア、インドに照

ワールド

アングル:フロリダよりパリのディズニーへ、カナダ人

ビジネス

NY外為市場=ドル横ばい、米CPI受け 円は週間で

ビジネス

米国株式市場=3指数が週間で下落、AI巡る懸念継続
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    【インタビュー】「4回転の神」イリヤ・マリニンが語…
  • 7
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 8
    中国の砂漠で発見された謎の物体、その正体は「ミサ…
  • 9
    「ドルも弱い」なのになぜ、円安が進む? 「ドル以外…
  • 10
    機内の通路を這い回る男性客...閉ざされた空間での「…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベル…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中