豪求人広告、3月は前月比0.4%増 労働需要なお健全

4月7日、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と求人情報サイトのインディードが発表した3月の豪求人広告件数は前月比0.4%増加した。労働需要が引き続き健全なことが示された。シドニーのビジネス街で2017年5月撮影(2025年 ロイター/Jason Reed)
[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と求人情報サイトのインディードが7日発表した3月の豪求人広告件数は前月比0.4%増加した。労働需要が引き続き健全なことが示された。
前月は1.3%減、1月は1.3%増だった。
前年比では7.9%減少したが、コロナ禍前の水準を15.5%上回った。
ANZのエコノミスト、アーロン・ルク氏は「(求人広告は)過去7カ月間おおむね安定しており、長期平均を上回っている。求人広告の水準が堅調なことは、短期的には労働市場が比較的逼迫し続けることを示唆している」と述べた。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は先週、政策金利を4.1%に据え置いた。労働市場の堅調さがインフレ圧力を強める可能性を懸念し、インフレが目標範囲の2─3%に向かっているか、なお様子を見ている。