ニュース速報
ワールド

NZ第4四半期GDP、景気後退から脱却 予想上回る

2025年03月20日(木)11時12分

 ニュージーランド(NZ)統計局が20日発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)は季節調整済み前期比で0.7%増加し、リセッション(景気後退)から抜け出した。写真はウェリントンで2020年7月撮影(2025年 ロイター/Praveen Menon)

Lucy Craymer

[ウェリントン 20日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が20日発表した第4・四半期の国内総生産(GDP)は季節調整済み前期比で0.7%増加し、リセッション(景気後退)から抜け出した。ただ、これにより中央銀行の利下げ見通しが変化することはないとみられる。

GDPは市場予想の0.4%増、中銀予測の0.3%を上回った。第3・四半期は1.1%減に改定された。第3・四半期に2四半期連続のマイナスとなり、テクニカルリセッションに陥っていた。

第4・四半期は前年比では1.1%減少した。市場予想は1.4%減だった。

GDPデータを受けた市場の反応は控えめで、NZドルは対米ドルで小幅高の0.5821米ドル。発表前は0.5811米ドルだった。

NZ準備銀行(中銀)は昨年8月以降、計175ベーシスポイント(bp)の利下げを実施し、政策金利は3.75%となっている。中銀は2月の会合で、4月と5月に25bpの追加利下げを予想。年内にさらにあと1回の利下げを実施する可能性もある。

ウエストパック銀行のシニアエコノミスト、マイケル・ゴードン氏はリサーチノートで、今回のGDP統計は利下げがあと2回になる見通しを支持する内容だと指摘した。

第4・四半期は16の産業のうち11の産業がプラスとなった。高い伸びを示したのは賃貸、雇用、不動産サービス、小売業、宿泊業、医療・社会福祉だった。

キウイバンクのチーフエコノミスト、ジャロッド・カー氏は、景気回復の第一歩で、その兆候が出始めたが、建設業など依然としてかなり弱い分野もあると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツの12月輸出が予想以上に増加、鉱工業生産は減

ビジネス

ステランティス、EV縮小で費用222億ユーロ 25

ビジネス

東エレク、需要強く純利益は一転増益へ 配当予想も引

ビジネス

トヨタ、通期純利益を上方修正 HV販売増加と原価改
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 2
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 5
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 6
    「反トランプの顔ぶれ」にMAGAが怒り心頭...グリーン…
  • 7
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 8
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 9
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中