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米、連邦政府の補助金・融資など支援プログラムを一時停止

2025年01月28日(火)14時50分

トランプ米政権が行政管理予算局(OMB)の補助金や融資などの財政支援プログラムを一時停止したことが、ロイターが入手したメモで分かった。写真はホワイトハウスの敷地内を歩くトランプ大統領。27日撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)

Steve Holland Jasper Ward

[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米政権が行政管理予算局(OMB)の補助金や融資などの財政支援プログラムを一時停止したことが、ロイターが入手したメモで分かった。

メモはトランプ大統領が先週の就任以降に署名している、多様性、公平性、包括性(DEI)に関連するプログラムの廃止を求める大統領令などに言及している。

OMBのマシュー・J・バース局長代行は「当面の間、適用される法律で許される範囲で、連邦政府機関は全ての財政支援の義務や支払いに関連する活動のほか、対外援助や非政府組織、DEI、ジェンダー意識の高まり、グリーン・ニューディールへの財政支援など大統領令の影響を受ける可能性のあるその他の関連機関の活動を一時的に停止しなければならない」とメモで述べた。

停止措置は28日午後5時(日本時間29日午前7時)に発効する。

議会民主党の有力議員はメモの報道を受け、OMBに決定を撤回するよう求める書簡を送った。

メモによると、政府機関は一時停止の対象となるプログラム、プロジェクト、活動に関する詳細情報を2月10日までに提出する必要がある。

この停止措置により、政権は政府機関のプログラムを見直し、法律とトランプ氏の優先事項に沿った最適な資金使途を決定する時間を得られるという。

ロイター
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