トランプ氏、前政権任命の1000人以上を追放へ 「お前はクビだ」

1月21日、トランプ米大統領はバイデン前政権が任命した1000人以上を追放すると表明した。写真は20日、ワシントンで大統領令に署名するトランプ氏(2025年 ロイター/Carlos Barria)
Kanishka Singh
[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米大統領は21日、バイデン前政権が任命した1000人以上を追放すると表明した。
交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「わが大統領人事オフィスは『米国を再び偉大に(MAGA)』というわれわれのビジョンに沿わない1000人以上の前政権からの大統領任用者を特定・解任する手続きを積極的に進めている」と投稿した。
バイデン氏が20日に予防的恩赦を出したマーク・ミリー前統合参謀本部議長は国家インフラ諮問委員会での役職が解かれるほか、バイデン氏から大統領自由勲章を授与された有名シェフのホセ・アンドレス氏はスポーツ・フィットネス・栄養に関する大統領諮問委員会から排除されたという。
トランプ氏はまた、元外交官のブライアン・フック氏を「ウィルソンセンター・フォー・スカラーズ」から、元アトランタ市長のケイシャ・ランス・ボトムズ氏を大統領輸出評議会から、それぞれ追放するとも表明した。
「この4人に対する公式解任通知とする。近いうちにさらに多く発出する」とした上で、「お前はクビだ!」と投稿した。
一方、アンドレス氏とボトムズ氏は、トランプ氏の就任前に既に辞職していたと明らかにした。
アンドレス氏は、先週辞任して2年間の任期はすでに終了したとし、トランプ氏に対して「政治や中傷は脇に置いて、代わりに米国を一つにするために働く一般の人々を応援してほしい」とXに投稿した。
ボトムズ氏もインスタグラムで辞職届を1月4日に提出したとし、1月20日付で発効したと説明。「既に辞職した人を解雇することはできない」と述べた。