ニュース速報
ワールド

トランプ氏、前政権任命の1000人以上を追放へ 「お前はクビだ」

2025年01月22日(水)08時42分

1月21日、トランプ米大統領はバイデン前政権が任命した1000人以上を追放すると表明した。写真は20日、ワシントンで大統領令に署名するトランプ氏(2025年 ロイター/Carlos Barria)

Kanishka Singh

[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米大統領は21日、バイデン前政権が任命した1000人以上を追放すると表明した。

交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「わが大統領人事オフィスは『米国を再び偉大に(MAGA)』というわれわれのビジョンに沿わない1000人以上の前政権からの大統領任用者を特定・解任する手続きを積極的に進めている」と投稿した。

バイデン氏が20日に予防的恩赦を出したマーク・ミリー前統合参謀本部議長は国家インフラ諮問委員会での役職が解かれるほか、バイデン氏から大統領自由勲章を授与された有名シェフのホセ・アンドレス氏はスポーツ・フィットネス・栄養に関する大統領諮問委員会から排除されたという。

トランプ氏はまた、元外交官のブライアン・フック氏を「ウィルソンセンター・フォー・スカラーズ」から、元アトランタ市長のケイシャ・ランス・ボトムズ氏を大統領輸出評議会から、それぞれ追放するとも表明した。

「この4人に対する公式解任通知とする。近いうちにさらに多く発出する」とした上で、「お前はクビだ!」と投稿した。

一方、アンドレス氏とボトムズ氏は、トランプ氏の就任前に既に辞職していたと明らかにした。

アンドレス氏は、先週辞任して2年間の任期はすでに終了したとし、トランプ氏に対して「政治や中傷は脇に置いて、代わりに米国を一つにするために働く一般の人々を応援してほしい」とXに投稿した。

ボトムズ氏もインスタグラムで辞職届を1月4日に提出したとし、1月20日付で発効したと説明。「既に辞職した人を解雇することはできない」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは156円前半でほぼ横ばい、日銀早期

ビジネス

中国万科の社債急落、政府支援巡り懸念再燃 上場債売

ワールド

台湾が国防費400億ドル増額へ、33年までに 防衛

ビジネス

インフレ基調指標、10月の刈り込み平均値は前年比2
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中