欧州で過酷な熱波の確率上昇、温暖化継続で=世界機関
欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」(C3S)と世界気象機関(WMO)は22日、気候変動による気温上昇の持続により、欧州が健康被害が出るレベルの熱波に見舞われる確率が上昇しているとのリポートを発表した。写真は8月25日、イタリアのトリノで撮影(2024年 ロイター/Massimo Pinca)
Kate Abnett
[ブリュッセル 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」(C3S)と世界気象機関(WMO)は22日、気候変動による気温上昇の持続により、欧州が健康被害が出るレベルの熱波に見舞われる確率が上昇しているとのリポートを発表した。
リポートは昨年の過酷な気象に言及。7月の熱波では南欧の41%が熱ストレスが「強い」、「非常に強い」、または「過酷」な地域に分類され、これまでで最も広い地域で強い熱ストレスが記録された1日となった。
過酷な熱波は、屋外労働者、高齢者、心臓疾患や糖尿病などの持病のある人に特に危険を及ぼす。
昨年は、スペイン、フランス、イタリア、ギリシャの一部地域で過酷な熱ストレスが生じた日数が最高10日に達し、体感温度は摂氏46度を超えた。熱中症その他の健康被害を防ぐ措置が必要となる水準だ。
リポートによると、過去20年間に欧州における熱波関連死は約
30%増加した。
昨年は世界で統計開始以来最も暑い年となった。異常な熱波の最大の原因は温室効果ガスの排出で、エルニーニョ現象も一因という。
また欧州は、世界の大陸の中で最も急速に温暖化が進んでいる。
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