ニュース速報
ワールド

インドネシア新政権、財務相候補に前職や規制当局高官=関係筋

2024年04月01日(月)18時14分

4月1日、インドネシアのプラボウォ次期大統領の新政権について、関係筋は金融規制当局のマヘンドラ・シレガー氏と元財務相のハティブ・バスリ氏(写真)が財務相の最有力候補に挙がっていると明らかにした。ヌサドゥアで2013年10月撮影(2024年 ロイター/Beawiharta)

Ananda Teresia Stefanno Sulaiman

[ジャカルタ 1日 ロイター] - インドネシアのプラボウォ次期大統領の新政権について、関係筋は金融規制当局のマヘンドラ・シレガー氏と元財務相のハティブ・バスリ氏が財務相の最有力候補に挙がっていると明らかにした。

関係筋の一人は「財務相として優れた能力を持ち市場から歓迎される人物をプラボウォ氏は望んでいる」と述べた。

バスリ氏は2013─14年に財務相を務め、米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和縮小の発表をきっかけに市場が混乱した「テーパータントラム」に対処した。

現在は国内最大手銀行マンディリ銀行の会長。スリ・ムルヤニ財務相と親交が深く、主要20カ国の感染症対策基金の共同議長も務めている。

金融サービス規制当局のトップであるシレガー氏は外交畑出身で、駐米インドネシア大使を務めたほか、投資委員会や財務省など多くの政府機関で要職に就いた。

ある関係者はペリー・ワルジヨ中央銀行総裁、カルティカ・ウィルジョアトモジョ副国営企業相、バンバン・ブロジョネゴロ元財務相の名前も挙がっていると明らかにした。

2人の関係筋はスリ現財務相について、プラボウォ氏と国防費を巡る意見の相違があり、続投は予想されていないと話した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ大統領、シリア暫定大統領と会談 関係正常化

ワールド

自動車など関税維持との米大統領発言、「承知もコメン

ワールド

ロシア、交渉団メンバー明らかにせず 「プーチン氏の

ビジネス

中国新規銀行融資、4月は予想以上の急減 貿易戦争で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 3
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 6
    加齢による「筋肉量の減少」をどう防ぐのか?...最新…
  • 7
    トランプ「薬価引き下げ」大統領令でも、なぜか製薬…
  • 8
    iPhone泥棒から届いた「Apple風SMS」...見抜いた被害…
  • 9
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 10
    「奇妙すぎる」「何のため?」ミステリーサークルに…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 4
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 5
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 6
    加齢による「筋肉量の減少」をどう防ぐのか?...最新…
  • 7
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 8
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 9
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 10
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中