豪消費者信頼感、1月は前月比-1.3% 生活費上昇で反転

1月16日、ウエストパック銀行とメルボルン研究所が発表した1月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比1.3%低下の81.0となった。写真はシドニーのスーパーマーケットで2018年6月撮影(2024 ロイター/Jill Gralow)
[シドニー 16日 ロイター] - ウエストパック銀行とメルボルン研究所が16日発表した1月のオーストラリア消費者信頼感指数は前月比1.3%低下の81.0となった。前月の2.7%上昇から反転した。
昨年と同様、生活費の圧力と住宅金利上昇で財政への懸念が強まり、悲観的な回答が楽観派を依然大きく上回った。
ウエストパックのチーフエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は、「消費者にとっては新年になっても生活費と高金利が主要な材料で、悲観的な心理に落ち込んでいる」と指摘した。
1月は家計に対する心理を示す指数が7.6%低下して63.0となり、中立を示す100の水準を大きく下回った。
ただ、今後1年間の家計に対する信頼感は2.9%、今後1年の経済見通しは3.9%それぞれ上昇した。しかし、5年間の見通しは6.1%悪化した。
大型家財道具の購入に適した時期かどうかを示す指数は、前月比では0.3%、前年比では10%低下した。