ウクライナ軍、動員体制に見直し必要=ゼレンスキー大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、ロシアの侵攻に対抗する軍の体制を改善する総合的戦略の一環として、兵士動員の見直しが必要だと述べた。写真は、2023年8月23日にキエフで会見する同大統領。(2023年 ロイター/OLEG PETRASYUK/Pool via REUTERS)
[1日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、ロシアの侵攻に対抗する軍の体制を改善する総合的戦略の一環として、兵士動員の見直しが必要だと述べた。
定例のビデオ演説で同氏は、軍司令部の会議で2024年に具体的な戦果を出すためのシナリオについて議論したとし、「特に動員の問題に関連しており、ウクライナの誰もがこの分野で変革が必要だと理解している」と強調した。
その上で、単に数や対象だけではなく、兵役解除や新規動員の時間枠と条件が問題になっていると説明した。
一方、ロシア大統領府は1日、プーチン大統領が軍の最大兵員数を17万人増やす大統領令に署名したと発表した。これにより軍の正規兵力は132万人となる。
ウクライナのレシチェンコ大統領府補佐官は今週、国営テレビで、前線に十分な人数を確保するために部隊のローテーション配備が必要と訴えた。ウクライナの多くの旅団は50代の兵士で占められていると語った。