ニュース速報
ワールド

国連軍、中国とロシアの北朝鮮支援を懸念=米国防長官

2023年11月14日(火)16時29分

オースティン米国防長官は14日、朝鮮戦争の休戦協定を履行している国連加盟国は中国とロシアが北朝鮮の軍事力拡大を後押ししていること懸念していると述べた。写真はオースティン国防長官。ソウルで13日撮影。(2023年 ロイター/JUNG YEON-JE/Pool via REUTERS/File Photo)

Ju-min Park Daewoung Kim

[ソウル 14日 ロイター] - オースティン米国防長官は14日、朝鮮戦争の休戦協定を履行している国連加盟国は中国とロシアが北朝鮮の軍事力拡大を後押ししていることを懸念していると述べた。

国連軍司令部に参加する17カ国と韓国は14日、ソウルで国防相会合を開いた。

オースティン氏は「われわれは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が国連安全保障理事会の制裁を逃れるために中国とロシアがその能力拡大を支援していることを深く懸念している」とし、「ロシアと北朝鮮の軍事協力が最近拡大していることも問題と捉えている」と述べた。

米国は、ウクライナとの戦争で使用する軍事装備を北朝鮮がロシアに供給していると非難している。また、ロシアが北朝鮮に技術的軍事支援を提供しているとも批判している。

北朝鮮とロシアは武器取引を否定しているが、両国首脳は9月にロシアの極東で会談した際、より緊密な軍事協力を約束した。北朝鮮の同盟国である中国は、国際的な義務を順守していると主張している。

韓国の申源シク国防相は、朝鮮戦争当時と異なり北朝鮮は現在国連に加盟しており、攻撃的な行為を控えるよう警告を受けていると述べた。

「北朝鮮が再び韓国を侵略すれば、国連加盟国が国連軍司令部を攻撃するという矛盾が生じる」と指摘。「朝鮮戦争中に北朝鮮を支えた国々が再び支援しようとすれば、北朝鮮と共に国際社会から重大な罰を受けることになるだろう」と語った。

国連軍と韓国の共同声明は「朝鮮半島に対するいかなる敵対行為や武力攻撃の再開にも国連軍は団結する」とし、北朝鮮の「違法な」核・弾道ミサイル計画を非難した。

韓国、米国、その他の国連加盟国は演習を拡大することで一致したとする一方で、朝鮮半島の平和に向けて対話の必要性を指摘した。

韓国海軍は14日、韓米海軍が今週、朝鮮半島の東海岸沖で対潜水艦演習を含む共同訓練を実施していると明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米トマホーク850発以上使用、イラン攻撃4週間 国

ワールド

アングル:米民主党、牙城カリフォルニア州の知事選で

ワールド

アングル:米の中東関与の隙突く中国、台湾は軍事圧力

ワールド

イエメン・フーシ派、イラン情勢巡り軍事介入の用意 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
  • 3
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?...「単なるホラー作品とは違う」「あの大作も顔負け」
  • 4
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 5
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 6
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRAN…
  • 7
    日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」な…
  • 8
    ニュースでよく聞く「東京外国為替市場」は、実際は…
  • 9
    アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える
  • 10
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中