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インド、雇用対策などの歳出拡大に対応可能=IMF
10月19日、国際通貨基金(IMF)のスリニバサン・アジア太平洋局長は、インドは2023/24年度(23年4月─24年3月)の財政赤字の対国内総生産(GDP)比目標を5.9%から引き上げることなく、補助金や地方の失業率対策などの追加支出に対応できるとの見方を示した。写真はIMFのロゴ。バリ島のヌサドゥアで2018年10月撮影(2023年 ロイター/Johannes P. Christo)
[ニューデリー 19日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のスリニバサン・アジア太平洋局長は19日、インドは2023/24年度(23年4月─24年3月)の財政赤字の対国内総生産(GDP)比目標を5.9%から引き上げることなく、補助金や地方の失業率対策などの追加支出に対応できるとの見方を示した。
選挙を控えたモディ政権は、雇用創出促進と農業支援を求める圧力にさらされており、計画を上回る歳出につながる可能性がある。
スリニバサン氏は「補助金など一部の支出により予算の想定を超える出費になることから、ある程度の圧力は存在する。しかし現時点では、こうした予想外の支出を吸収できる余地がある」と述べた。
IMFは今月、予想を上回る強い消費を背景に、インドの今年度成長率見通しを6.1%から6.3%に上方修正した。