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韓国インフレ率、今年は3.5%に シンクタンクが予想引き上げ
2023年08月10日(木)14時44分
政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は10日に発表した四半期毎の経済予測見直しで、今年のインフレ率を3.5%とし、5月の予想から0.1ポイントを引き上げた。写真は2022年8月18日、釜山で撮影(2023年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 10日 ロイター] - 政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は10日に発表した四半期毎の経済予測見直しで、今年のインフレ率を3.5%とし、5月の予想から0.1ポイントを引き上げた。最近のエネルギー価格上昇を理由に挙げたが、金利引き上げの必要性は弱まったと指摘した。
政府と韓国銀行(中央銀行)の予想は、それぞれ3.3%と3.5%。
KDIは声明で「景気鈍化ペースが弱まり、労働市場で好調な傾向が続いている。他方でインフレ減速により利上げの必要性が弱まった」と分析した。
今年の成長率予想は1.5%に維持。下半期に輸出の改善で消費支出低迷が相殺される公算が大きいとした。政府と中銀の予想はともに1.4%。
成長予想に対するリスク要因としては、中国の成長低迷、高インフレの主要国の金融引き締め継続、税収の制約による財政支出削減で内需が鈍化することなどを挙げた。
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