アクティビスト投資家エリオット、米TIへの25億ドル出資公表
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アクティビスト(物言う投資家)として知られるエリオット・インベストメント・マネジメントは、アナログ米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)への25億ドルの出資を明らかにし、TIにフリーキャッシュフローの改善を求めた。2018年4月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)
[28日 ロイター] - アクティビスト(物言う投資家)として知られるエリオット・インベストメント・マネジメントは、アナログ米半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)への25億ドルの出資を明らかにし、TIにフリーキャッシュフローの改善を求めた。
エリオットは取締役会に宛てた書簡で、TIが需要に対応して生産能力を調整する戦略を導入し、それによって2026年までに1株当たり9ドルのフリーキャッシュフローを達成するよう提案した。
TIの23年のフリーキャッシュフローは前年比77%減で、LSEGのデータによると1株当たり1.47ドル。
TIは新技術の開発や売上高の拡大を目指し、複数の製造施設を建設する計画を持っている。アナログ半導体の需要は自動車や産業関連メーカーでの余剰在庫による低迷が続いた後、回復傾向にある。ただ、エリオットは書簡で、TIが26年に300億ドルの売り上げに対応する投資計画になっているとし、「予想される需要をはるかに上回るものだ」と指摘した。
LSEGがまとめたアナリスト予想では26年の売上高は199億2000万ドルとなっている。