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台湾輸出、5月前年比-14.1% 中国需要低迷で9カ月連続減少
2023年06月07日(水)19時02分

6月7日、台湾の輸出は、ハイテク製品需要低迷を背景に5月は9カ月連続で減少した。基隆港で2020年6月撮影(2023年 ロイター/Ann Wang)
[台北 7日 ロイター] - 台湾の輸出は、ハイテク製品需要低迷を背景に5月は9カ月連続で減少した。回復は第3・四半期以降と見られている。
財政部が7日発表した5月の輸出額は前年比14.1%減の361億3000万ドル。4月(13.3%減)から減少幅が拡大した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は14.4%減だった。
完成品の再輸出の先行指標とされる輸入は同21.7%減の312億5000万ドル。エコノミスト予想は20.8%減、4月は20.2%減だった。
輸出を品目別で見ると電子部品が9.9%減の150億5000万ドル、半導体は8.0%減だった。
財政部は、6月の輸出を前年比14─16.5%減少と予想。「見通しは依然暗い」とし、回復するのは早くて9月、遅くて11月との見方を示した。
5月の中国向け輸出は127億4000万ドルで前年比19.4%減少。4月は22.0%減だった。
米国向け輸出は3.5%減。4月は10.3%減だった。