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エルサルバドルのフネス元大統領に禁錮14年、犯罪組織に関与

5月29日、エルサルバドルの裁判所は、フネス元大統領(写真)とムンギア元法相・国防相が犯罪組織に関与したほか職務遂行を怠ったとして、それぞれ14年、18年の禁錮刑を言い渡した。サンサルバドルで2016年2月撮影(2023年 ロイター/Jose Cabezas)
[サンサルバドル 29日 ロイター] - エルサルバドルの裁判所は、フネス元大統領とムンギア元法相・国防相が犯罪組織に関与したほか職務遂行を怠ったとして、それぞれ14年、18年の禁錮刑を言い渡した。司法長官事務所が29日に発表した。
ロドルフォ・デルガド司法長官はツイッターへの投稿で、「国民を守る義務のあるこの元要職者2人がギャングの一員として行動し、選挙の便宜と引き換えに彼らの命を交渉したことを確認できた」と述べた。
2009年から14年まで大統領を務めたフネス氏は19年にニカラグアの市民権を取得し、同国に居住している。ニカラグアの憲法は市民の身柄引き渡しを禁止している。
ムンギア氏はギャング間の停戦協定を巡る交渉に関わった疑いなどで20年に逮捕された。