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インド中銀、金利水準と政策運営の妥当性改めて強調
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インド準備銀行(RBI、中央銀行)は21日公表した月報で、現在の政策金利水準について「これまでの利上げの影響を点検し、物価上昇率が想定軌道から外れた場合に適切に対応できる十分な余地を提供している」と説明し、政策運営の妥当性を改めて強調した。写真は4月6日、ムンバイで撮影(2023年 ロイター/Francis Mascarenhas)
[ムンバイ 21日 ロイター] - インド準備銀行(RBI、中央銀行)は21日公表した月報で、現在の政策金利水準について「これまでの利上げの影響を点検し、物価上昇率が想定軌道から外れた場合に適切に対応できる十分な余地を提供している」と説明し、政策運営の妥当性を改めて強調した。
RBIは6日の金融政策委員会(MPC)で、市場に広がっていた25ベーシスポイント(bp)の利上げ予想に反し、政策金利を6.50%に据え置いた。
しかしRBIは、物価上昇率が目標を上回っている場合、政策金利を基調的な物価上昇率よりも高い水準に引き上げるべきだとする「テイラー・ルール」の枠組みに基づいても、満足すべき状況にあると分析。6.5%という政策金利は、RBIが来年3月までの今年度で想定している物価上昇率5.2%の1.25倍も高いと指摘した。
RBIは経済動向に関しては(1)冬季の農産物収穫量増加見込み、(2)インフラ向け財政支出、(3)特定業種における投資復活、が先行きの好材料だとの見方を示した。