ニュース速報

ワールド

中国、コロナ新規感染者が半年ぶり高水準 厳格な抑制策堅持

2022年11月07日(月)06時57分

 中国国家衛生健康委員会は6日、新型コロナウイルスの新規市中感染者が5日に4420人と前日の3659人から増加し、5月6日以来最多となったと発表した。写真は吸引式のワクチンを接種する住民。3日、江蘇省連雲港市で撮影(2022年 ロイター/China Daily via REUTERS)

[北京 6日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会は6日、新型コロナウイルスの新規市中感染者が5日に4420人と前日の3659人から増加し、5月6日以来最多となったと発表した。

保健当局は5日の記者会見で、厳格に感染を抑止する「ダイナミックゼロコロナ」政策を堅持すると改めて表明した。

ゼロコロナ政策が近く緩和されるとの期待から中国株は先週急伸したが、失望を誘うことになりそうだ。

多くのアナリストは、来年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)後まで政策に大きな変更はないとみている。

ゴールドマン・サックスのアナリストは、5日の発表について「全ての準備が終わるまで、依然としてゼロコロナ政策を維持する必要がある」ことを示しているとし「これには数カ月かかるだろう」と指摘。「基本」シナリオは4─6月期の経済再開だとした。

人口約1900万人の広州市当局によると、同市では引き続き感染者が増加。症状のある人は66人、無症状者は1259人報告された。前日は有症状者が111人、無症者は635人だった。

首都北京では有症状者43人と無症状者6人が報告され、前日の37人と5人からそれぞれ増加した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

バフェット氏、トランプ関税批判 日本の5大商社株「

ビジネス

バフェット氏、バークシャーCEOを年末に退任 後任

ビジネス

アングル:バフェット後も文化維持できるか、バークシ

ビジネス

OPECプラス、6月日量41.1万バレル増産で合意
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 2
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見...「ペットとの温かい絆」とは言えない事情が
  • 3
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1位はアメリカ、2位は意外にも
  • 4
    野球ボールより大きい...中国の病院を訪れた女性、「…
  • 5
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 6
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 7
    「2025年7月5日天体衝突説」拡散で意識に変化? JAX…
  • 8
    なぜ運動で寿命が延びるのか?...ホルミシスと「タン…
  • 9
    「すごく変な臭い」「顔がある」道端で発見した「謎…
  • 10
    海に「大量のマイクロプラスチック」が存在すること…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 10
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中