最新記事
投資

「投資の神様」バフェット氏がバークシャーCEOを年末退任...後任にアベル副会長

2025年5月4日(日)09時17分
「投資の神様」ウォーレン・バフェット

「投資の神様」ウォーレン・バフェット(2019年撮影) Scott Morgan-REUTERS

米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏は3日、自身の投資会社バークシャー・ハザウェイの最高経営責任者(CEO)を年末に退任し、グレッグ・アベル副会長を後任とする考えを明らかにした。

繊維メーカーとして落ち目だったバークシャーを、1兆1600億ドルの巨大複合企業へ変貌させた「バフェット経営」の60年が幕を下ろすことになる。


 

94歳のバフェット氏は米ネブラスカ州オマハで開かれたバークシャーの年次株主総会で、「グレッグが年末、最高経営責任者になるべきときが来た」と語った。

取締役でもある自身の子供2人には自身の計画を伝えていたものの、アベル氏とバークシャーの取締役のほとんどは発表前に計画を知らなかったとした。

62歳のアベル氏は2018年からバークシャーの副会長を務めており、21年にバフェット氏の後継者に指名されていた。

アベル氏は株主に「バークシャーの一員として今後も進んでいくことに、これ以上の謙虚さと光栄を感じることはできない」と語った。

バフェット氏はまた、バークシャー株を売却するつもりは「全くない」と述べた。死後、ほぼすべてを寄付するという。米誌フォーブスによれば、バフェット氏自身の総資産は1682億ドルでほぼ全てをバークシャー株が占める。

食と健康
「60代でも働き盛り」 社員の健康に資する常備型社食サービス、利用拡大を支えるのは「シニア世代の活躍」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米スノーフレイクが通期売上高見通し引き上げ、データ

ワールド

ガザ飢饉は「人災」、国連安保理が声明 米は不参加

ビジネス

エヌビディア、売上高見通しが予想上回る 中国巡る不

ビジネス

米国株式市場=続伸、S&P最高値 エヌビディア決算
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    「どんな知能してるんだ」「自分の家かよ...」屋内に侵入してきたクマが見せた「目を疑う行動」にネット戦慄
  • 3
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪悪感も中毒も断ち切る「2つの習慣」
  • 4
    【クイズ】1位はアメリカ...稼働中の「原子力発電所…
  • 5
    「ガソリンスタンドに行列」...ウクライナの反撃が「…
  • 6
    「1日1万歩」より効く!? 海外SNSで話題、日本発・新…
  • 7
    イタリアの「オーバーツーリズム」が止まらない...草…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    「美しく、恐ろしい...」アメリカを襲った大型ハリケ…
  • 10
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 8
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 9
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 10
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中