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NZのコロナ感染者10人に、豪のデルタ株拡大と関連
ニュージーランド(NZ)政府は18日、新型コロナウイルスの新規感染者が新たに2人判明し、現在の感染局面で計7人になったと発表した。写真は8月18日、ウェリントンで撮影(2021年 ロイター/Praveen Menon)
[ウェリントン 18日 ロイター] - 新型コロナウイルスの市中感染が半年ぶりに確認されたことを受けて全国的なロックダウン(都市封鎖)を導入したニュージーランド(NZ)では18日、感染者がさらに増えて計10人となった。
アーダーン首相は記者会見で、17日にオークランドで確認された最初の感染者についてゲノム解析を実施した結果、豪ニューサウスウェールズ(NSW)州のデルタ株感染拡大との関連が確認されたと明らかにした。ただ、変異株がどのようにNZに入ったかは明らかになっていないという。
モデリングによると、感染者は50─100人に増加する恐れがあるとされ、首相は「海外の経験からさらに多くなるだろう」と予想。ロックダウン導入で「はるかにリスクが少ない状態」になると述べた。
17日に始まったロックダウンは、全土で少なくとも3日間、最大都市オークランドでは7日間続く。
18日はオークランドや首都ウェリントンの中心街を歩く人の姿はほとんど見られなかった。
国内ではワクチン接種が遅れており、人口500万人のうち接種が終了したのは21%で、経済協力開発機構(OECD)加盟国では最も少ない。