ニュース速報

ワールド

スイスのスキーリゾートで変異種、400人隔離 チェコでも確認

2021年01月19日(火)06時49分

スイスのスキーリゾート、サンモリッツで、約10人に感染力が強いとされる新型コロナウイルス変異種感染が確認されたため、高級ホテル2軒の従業員約300人と宿泊客95人が隔離された。写真はサンモリッツで2020年12月撮影(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[パリ/サンモリッツ(スイス)/オスロ/プラハ/パリ 18日 ロイター] - スイスのスキーリゾート、サンモリッツで、約10人に感染力が強いとされる新型コロナウイルス変異種感染が確認されたため、高級ホテル2軒の従業員約300人と宿泊客95人が隔離された。スキー学校も閉鎖された。

当局によると、南アフリカと英国で検出された変異種に類似しているものの、いずれの変異種と一致するかどうかはまだ断定できないという。

チェコの保健当局も18日、英国の変異種が国内で確認されたと発表した。

ブラトニー保健相は記者会見で、最近の感染者の約10%は英変異種の可能性があるとし、今後医療体制を圧迫する恐れがあると指摘。「感染のスピードが速いことを踏まえると、遅かれ早かれ変異種が優勢になる」と述べ、大部分の学校や商店の閉鎖など現行のロックダウン(都市封鎖)を継続する考えを示した。

一方、米ウォルト・ディズニーのフランスのテーマパーク「ディズニーランド・パリ」は18日、欧州での新型コロナ感染状況を踏まえ、営業再開を4月2日に延期すると発表した。当初は2月13日の再開を予定していた。

フランスでは新型コロナ感染症による死者が7万人を超える。1日当たりの平均感染者数は18日に1万8270人と、6週半ぶりの高水準に達した。

フランスはこれまでのところ3度目となる全土のロックダウンには踏み切っていないが、16日から夜間外出禁止措置の開始時刻を午後6時に前倒しした。

カステックス首相は地元テレビで、状況が悪化すればロックダウンに踏み切る可能性があると述べた。

ポルトガルでは、1日のコロナ死者数が167人と最多を更新。累計では9028人になった。これにより新たな制限措置が導入され、出勤で外出する際は労働証明書の携行が義務付けられるほか、他の市区町村への週末の移動が禁止される。

こうした中、ノルウェーのソルベルグ首相は、2週間にわたり実施していた感染拡大抑制策が一定の成功を収めたとし、人の集まりや学校の制限措置など一部の抑制策を緩和すると発表した。

しかし、感染率は依然安心できる水準まで低下していないとし、バーやレストランでのアルコール提供は引き続き禁止するとした。

欧州疾病対策センター(ECDC)によると、ノルウェーの新型コロナ感染率はアイスランド、ギリシャ、ブルガリア、フィンランドに次ぎ、欧州で5番目に低い。

*情報を追加します

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市首相、応援演説で円安メリットに言及 米関税のバ

ワールド

米政府機関の一部が閉鎖、短期間の公算 予算案の下院

ビジネス

中国1月製造業PMIが50割れ、非製造業は22年1

ワールド

トランプ氏、労働統計局長にベテランエコノミスト指名
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    「着てない妻」をSNSに...ベッカム長男の豪遊投稿に…
  • 7
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 8
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 9
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中