ニュース速報

ワールド

国連世界食糧計画にノーベル平和賞、飢餓対策に尽力

2020年10月09日(金)20時16分

10月9日、ノルウェーのノーベル賞委員会は今年のノーベル平和賞をローマに本部を置く国連世界食糧計画(WFP)に授与すると発表した。写真は1月、ブルキナファソのピシラで、WFPが提供した食糧を運ぶ作業員ら(2020年 ロイター/Anne Mimault)

[オスロ 9日 ロイター] - ノルウェーのノーベル賞委員会は今年のノーベル平和賞を国連世界食糧計画(WFP)に授与すると発表した。飢餓への取り組みや紛争地域における平和構築への貢献が評価された。

WFPはローマに本部を置き、毎年およそ88カ国で約9700万人に支援を行っている。

レイスアンデルセン委員長は記者会見で「国際的な連帯と多国間協力の必要性がこれまで以上に明白になっている」と指摘。 WFPは飢餓が戦争や紛争の武器として利用されることを防ぐ推進力となったと評価した。

委員長は「新型コロナウイルスの流行によって世界で飢餓に苦しむ人が急増した。医療用ワクチンが開発されるまで食料が混とんに対する最善のワクチンとなる」と指摘した。

その上で「WFPは1年以内に2億6500万人が飢餓状態に陥ると推定している。これは国際社会に対してWFPへの資金拠出を減らさないようにとの呼び掛けでもある」と述べた。

WFPはツイッターに「世界中の1億人以上の飢えた子どもや女性、男性に食料と支援を届けるために日々命をかけているWFPスタッフの仕事への評価だ」とと投稿し謝意を表明した。

WFPの報道官はジュネーブで記者会見し「新型コロナにより世界中で封鎖が行われる中でもWFPは取り組みを強化し、地域社会とのつながりを築くことができた。ほとんどの民間航空機がストップしていた時期に、われわれは一時世界最大の運航組織だった」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

マレーシア、今年の成長予測上げも AIブームが後押

ビジネス

英建設業PMI、1月は46.4に上昇 昨年5月以来

ワールド

ドイツ企業、政府の経済政策に低評価=IFO調査

ワールド

ビットコイン下げ止まらず、7万ドル割れ目前
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 4
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 5
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 6
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 7
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中