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東地中海問題、トルコはEUの制裁予想せず=外相

2020年09月14日(月)19時02分

[イスタンブール 14日 ロイター] - トルコとギリシャが東地中海の海底資源を巡り対立している問題で、トルコのチャブシオール外相は14日、欧州連合(EU)から制裁を受けるとは予想していないと述べた。

トルコ政府は前日、東地中海で活動していた海底資源探査船を帰港させている。

EUはこの問題を巡って、加盟国であるギリシャとキプロスを全面的に支持する意向を表明しており、対話が開始されない場合、制裁を検討する考えを示している。今月24-25日のEU首脳会議で決断を下す可能性もある。

チャブシオール外相は、この問題について話し合う用意はあり、前提条件は付けないと改めて表明。ただ、探査船の活動を近く再開する方針も示した。

同相は、EU首脳会議で追加の制裁措置が決まるとは予想していないとしながらも、そうした措置を完全に排除することはできないと発言。

国内放送局NTVに対し「わが国の船、企業、個人に対する措置になるかもしれない。(EUは)過去にもそうした措置を講じている。われわれは断念したのか。いや、われわれの決意は強まっている」と述べた。

ロイター
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