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中国本土の新型コロナ新規感染者が62人に急増、ほとんどが渡航者

2020年04月08日(水)11時08分

 4月8日、中国国家衛生健康委員会は、中国本土で7日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は62人と、前日の32人のほぼ2倍に増え、3月25日以来の高水準になったと発表した。写真は北京で7日撮影(2020年 ロイター/TINGSHU WANG)

[北京 8日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会は8日、中国本土で7日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は62人と、前日の32人のほぼ2倍に増え、3月25日以来の高水準になったと発表した。

このうち、59人が国外からの渡航者。海外から持ち込まれた感染例の急増により、当局には国内感染の予防策を強化するよう圧力がかかるとみられる。

新たに確認された無症状の感染者は137人と、前日の4倍強に増えた。うち102人は国外からの渡航者だった。無症状の感染者は公式な感染者数に含まれていない。

中国当局は国際旅客便を削減したり外国人の入国をほぼ全面的に禁止するなどの感染拡大防止策を講じており、国内でも厳格な措置を導入している。

一方、新型コロナの発生源とされる湖北省武漢市は8日、感染拡大を防ぐために1月から実施していた封鎖措置を解除した。同市では5万人以上が感染し、2500人あまりが死亡している。

中国本土の累計感染者数は7日時点で8万1802人となり、うち3333人が死亡している。

ロイター
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