ニュース速報

ワールド

IMF、新型コロナ危機対応へ十分な財源保有=当局者

2020年04月02日(木)07時37分

国際通貨基金(IMF)当局者は1日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により新興国経済への圧力が強まっているものの、IMFはこれらの国のニーズに対応できる十分な財源を有しているとの認識を示した。写真は米ワシントンのIMF本部。2019年4月撮影(2020年 ロイター/Yuri Gripas)

[ワシントン 1日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)当局者は1日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により新興国経済への圧力が強まっているものの、IMFはこれらの国のニーズに対応できる十分な財源を有しているとの認識を示した。

当局者らは記者団との電話会見で、IMFは総額1兆ドルの融資能力を使い果たす状況から「相当かけ離れている」とし、加盟国向けの新たな財源の特定にも取り組んでいると述べた。

当局者によると、新興国を中心に80カ国以上がすでに約200億ドルの低利・無利子での緊急融資をIMFに要請。IMFスタッフが早急に対応できるよう取り組んでいるという。

当局者の1人は「危機が新興国市場に広がりつつある。中国と一部先進国で目にしてきたような感染率の加速があらゆる低所得国で見られている」と指摘。一部の国は大量の資本流出やコモディティー(商品)価格の急落で、より多くの資金を必要としていると語った。

当局者らによると、IMFは現行のプログラムに加え、数年前に示された短期流動性枠に関する案を復活させることを検討しており、加盟国の承認が得られれば早期に実施される可能性がある。

IMFの国際準備資産である特別引き出し権(SDR)の割り当てについても議論を行っているが、実施にはより時間がかかるという。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

欧州委、XのAI「Grok」を調査 性的画像生成巡

ワールド

中国、春節中の日本渡航自粛勧告 航空券無料キャンセ

ワールド

OPECプラス有志国、3月の据え置き方針維持か 2

ワールド

インドネシア中銀理事に大統領のおい、議会委員会が指
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    「外国人価格」で日本社会が失うもの──インバウンド…
  • 6
    「楽園のようだった」移住生活が一転...購入価格より…
  • 7
    「20代は5.6万円のオートロック、今は木造3.95万円」…
  • 8
    私たちの体は「食べたもの」でできている...誰もが必…
  • 9
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 10
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 1
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 4
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 5
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 10
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 7
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中