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イタリアで連立協議開始、五つ星は政策合意の立案求める
4月4日、イタリアの反体制派政党「五つ星運動」は、中道左派の民主党(PD)や中道右派の「同盟」との間で、独連立政権が結んだような政策合意をまとめることを提案した。写真は五つ星運動のディ・マイオ党首。ローマで3月に撮影(2018年 ロイター/Tony Gentile)
[ローマ 4日 ロイター] - イタリアの反体制派政党「五つ星運動」は4日、中道左派の民主党(PD)や中道右派の「同盟」との間で、独連立政権が結んだような政策合意をまとめることを提案した。
イタリアではこの日、マッタレッラ大統領が政権樹立に向けた正式協議を開始した。
3月の総選挙で単独政党として第1党となった五つ星運動のディ・マイオ党首は、民主党(PD)や同盟のサルビーニ書記長と交渉する姿勢を示しているが、厳しい条件も付けている。
ディ・マイオ氏は五つ星運動の公式ブログで、同盟は五つ星運動と協力して国を変革するか、過去に縛られたままでいたいか、選択しなければならないと訴えた。
PDに対しても、レンツィ前党首の路線か国民への奉仕のいずれかを選択するよう求めた。その上で、両党と早期に協議し、それぞれの提案の内容や政策合意が可能かどうかを見極めたいとの考えを示した。
五つ星運動は同盟かPDのどちらと連携する場合も、ディ・マイオ氏が首相に就任し、ドイツのキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)が合意したような政策リストを政党間でまとめる構想を描いている。
マッタレッラ大統領はこの日、上下両院議長とナポリターノ前大統領と個別に面会し、連立協議の進め方について助言を求めた。議会の少数会派の代表とも面会した。
主要政党の党首は5日に大統領と面会する。中道右派連合を構成する政党は個別に大統領に会う予定だ。
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