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前ニューメキシコ州知事、ロイター記者解放に向けミャンマー訪問へ
1月15日、ロイターの記者2人がミャンマーで取材中に拘束された問題を巡って、リチャードソン前米ニューメキシコ州知事は、ミャンマー西部ラカイン州の危機に関する国際諮問機関のメンバーとして、ロイター記者らの解放を目指すと述べた。写真は10日、拘束された記者の横断幕を掲げ裁判所前で抗議する記者たち。ヤンゴンで撮影(2018年 ロイター)
[15日 ロイター] - ロイターの記者2人がミャンマーで取材中に拘束された問題を巡って、リチャードソン前米ニューメキシコ州知事は15日、ミャンマー西部ラカイン州の危機に関する国際諮問機関のメンバーとして、ロイター記者らの解放を目指すと述べた。ロイターとの電話インタビューで語った。
国連の推定によると、およそ65万5000人のイスラム系少数民族ロヒンギャの人々がラカイン州での暴力を恐れて他国などに避難。ロイターの記者2人は現地でロヒンギャ問題について取材を行っていた。
リチャードソン氏によると、同氏はミャンマーの実質的な指導者であるアウン・サン・スー・チー氏によって、国際諮問機関のメンバーに選ばれた。国際諮問機関は、アナン元国連事務総長をトップとする委員会がまとめた勧告をどのように実行するか助言するために設置された。
リチャードソン氏はロイターに対して、ミャンマーを来週訪問すると述べた。訪問には、国際諮問機関を率いるスラキアット・タイ元外相も同行する予定で、ミャンマーの内相との面会を求める、としている。
リチャードソン氏は「私の目標は、われわれがミャンマーに滞在している間に彼ら(ロイター記者)の解放を実現することだ」と述べた。