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ライアン米下院議長、18年中間選挙後の退任を検討=ポリティコ

2017年12月15日(金)08時35分

 12月14日、米政治メディアのポリティコは、ライアン米下院議長(写真)が近しい人々に対し、2018年の中間選挙後に退任する考えを示したと報じた。ただ、ライアン氏や同氏の側近は近く退任する可能性を否定した。写真は11月撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas)

[ワシントン 14日 ロイター] - 米政治メディアのポリティコは14日、ライアン米下院議長(共和党)が近しい人々に対し、2018年の中間選挙後に退任する考えを示したと報じた。ただ、ライアン氏や同氏の側近は近く退任する可能性を否定した。

ポリティコによると、ライアン氏は「下院議長を務めるのは今期が最後になる」ことを一部の近しい人々に伝えたという。ポリティコは同氏を知る議員や側近、有識者、ロビイストなど数十人に話を聞いたが、「18年以降もライアン氏が議会にとどまると見込んでいる人は誰もいなかった」とした。

サンダース大統領報道官は、トランプ大統領がライアン氏に対し、報道が本当ならば「極めて遺憾」であることを伝えたと明らかにした。ライアン氏は、大統領に報道は正しくないと述べたという。

ライアン氏はかねてより税制改革の必要性を訴えており、議会共和党による税制改革案成立に向けた取り組みでも主導的な役割を果たしてきた。

同氏はこの日、記者団に退任する意向があるかどうか問われ、「それはない」と述べた。

同氏の報道官はポリティコの報道は「単なる憶測」だとし、「近い将来にどこかに行ってしまうわけではない」と語った。

ロイター
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