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ロシアの米大統領選関与疑惑、新たなハッカー攻撃判明  

2017年06月08日(木)07時22分

 6月7日、ロシアの米大統領選関与疑惑を巡る捜査で、ロシアが有権者登録や投票手続きを担当する米地方当局者を標的にしたハッカー攻撃を行っていたことが、情報当局の機密文書から判明した。イメージ写真、5月撮影(2017年 ロイター/Kacper Pempel)

[サンフランシスコ 7日 ロイター] - ロシアの米大統領選関与疑惑を巡る捜査で、ロシアが有権者登録や投票手続きを担当する米地方当局者を標的にしたハッカー攻撃を行っていたことが、情報当局の機密文書から判明した。

安全保障問題を専門とするニュースサイト、インターセプトが5日、国家安全保障局(NSA)の内部資料を報じた。同じ日に、NSAの機密情報を流出させたとして、政府機関の仕事を請け負う企業に契約社員として勤務していたリアリティー・リー・ウィナー被告が起訴されている。

米情報当局はこれまで、ロシアは民主党関係者のメール流出などを通じて、トランプ氏が大統領選で勝利するようハッカー攻撃を仕掛けていたと指摘している。だが今回流出したNSAの書類は、ロシアが米大統領選により直接的な影響を与えようとしていた可能性について、米当局が引き続き捜査していることを示唆している。ハッカーが得票数などの操作に成功した証拠はない。

その文書によると、ハッカーは「スピアフィッシング」と呼ばれる手口を使い、標的とする相手にリンクをクリックさせるよう促すことでシステム侵入を図った。成功したかや場所などについては明らかにしていない。

ロイター
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