ECB、利上げ急ぐべきでない 基本シナリオ依然有効=キプロス中銀総裁
写真はパツァリデス・キプロス中銀総裁。2024年11月、キプロス・ニコシアで撮影。REUTERS/Yiannis Kourtoglou
Balazs Koranyi
[フランクフルト 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのパツァリデス・キプロス中銀総裁は、エネルギー価格の急騰を受けても利上げを急ぐべきではないとの考えを示した。
現時点ではインフレが定着する兆候は見られず、基本シナリオは維持されているとした。
パツァリデス氏はユーロ圏でインフレ定着の証拠が確認されれば、躊躇なく利上げするとしつつも、現時点ではそのような証拠はないと指摘。
「今回の動きを一時的なものとして無視すべきか、金利対応が必要かを判断する十分な情報はまだない。私なら拙速な決定は避ける」と述べた。
ECBの基本シナリオでは、インフレ率は第2・四半期に3%を上回った後、1年後に目標水準へ回帰すると見込む。一方、リスクシナリオでは、より大幅で長期的な上振れも想定されている。
同氏は「依然として基本シナリオに沿っている」とし「予測策定の締め切り日からまだ2週間しか経っておらず、戦争の期間や強度が変化したことを示す兆候は見られない」と述べた。
また、中長期的なインフレ期待は、依然として2%の目標付近で安定しているとの認識を示した。
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