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欧州ステランティス、下期201億ユーロの赤字 EV関連費用が響く

2026年02月26日(木)17時35分

2025年11月4日、パリで撮影。REUTERS/Sarah Meyssonnier/File Photo

Giulio Piovaccari Gilles Guillaume

[ミラ‌ノ 26日 ロイター] - 欧米自動車大‌手ステランティスが26日発表​した2025年下半期決算は、純損益が201億ユーロ(238億ドル)の赤字⁠となった。電気自​動車(EV)普及の鈍化を受け、今月上旬に予告していた222億ユーロの費用を計上したことが響いた。

巨額の赤字は、米欧でEV普及目標が引き下げられる⁠中、ガソリン車から電動車への移行が予想以上に停滞し、世界中の自動⁠車メ​ーカーが打撃を受けている現状を浮き彫りにした。

下半期の調整後営業利益(AOI)は13億8000万ユーロの赤字だった。純損失とAOIはいずれも今月初めに示されていた予備的な予測範囲内にとどまった。

下半期の純⁠売上高は前年同期比10%増加した。‌一方で、年間での減損総額は254億ユーロに達し⁠た。⁠同社は「ジープ」や「プジョー」などのブランドを擁する。

アントニオ・フィローザ最高経営責任者(CEO)は声明で、25年通期の結果について「エネルギ‌ー移行のペースを過大評価したコス​トが‌反映された」と述⁠べた。

今回の​減損には、フィローザ氏がカルロス・タバレス前CEO時代のコスト削減に起因すると指摘した品質問題による損失も含まれる。このうち約65億ユーロは現金支出で、26年か‌ら4年間にわたって分割で発生する見通しだ。

26年の通期見通しは据え置いた。​純売上高は1桁台半ばの⁠増加、調整後営業利益率は1桁台前半となる見通し。産業フリーキャッシュフローが黒字に転​じるのは27年以降になるとみている。

また、今年の配当を見送る方針を改めて示した。

今年の米関税コストは16億ユーロと予想。25年の12億ユーロから増加する見込みだ。

ロイター
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