日経平均は4日ぶり小反落、一時初の5万8000円 過熱警戒と米半導体株高が綱引き
写真は東京証券取引所。2025年1月、東京で撮影。REUTERS/Issei Kato
Noriyuki Hirata
[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに小幅反落し、前営業日比10円70銭安の5万7639円84銭で取引を終えた。米国市場での半導体株高を好感する買いが先行して取引時間中の史上最高値を更新し、初めて5万8000円台に乗せた。一方、その後は短期的な過熱感が意識されて上昇の勢いは続かず、前日終値を挟んだ一進一退となった。
日経平均は前場に史上最高値を更新し、一時364円高の5万8015円08銭に上昇した。米フィラデルフィア半導体指数(SOX)が2%超上昇したことを受けて半導体関連株が総じて堅調に始まり、指数を押し上げた。政権基盤安定化に伴う政策推進力への期待も根強い。
その後は達成感も意識されて利益確定売りが上値を抑え、マイナスに転じる場面もあった。25日移動平均線からの乖離が買われすぎを示唆する5%を上回って7%超となり、短期的な過熱感が警戒された。
今週はSQ(特別清算指数)算出を控えており、市場では「週初からの上昇が急だったこともあって、週末のSQが天井になる可能性もある」(フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド)との声が聞かれた。
TOPIXは0.7%高の3882.16ポイントで取引を終えた。取引時間中と終値ベースとで、ともに市場最高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.71%高の2000.59ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆9441億5300万円。東証33業種では、値上がりは鉱業や非鉄金属、電気・ガスなど23業種、値下がりはサービスやその他製品、空運など10業種だった。
JX金属は前日に発表した決算が好感されストップ高となったほか、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)がスタンダードインデックス銘柄に採用したイビデンは、資金流入期待もあって大幅高となった。信越化学工業はしっかり。一方、アドバンテストは利益確定売りに押されて失速。リクルートホールディングス、TDKは軟調だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3日続伸し、0.35%高の735.65ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1058銘柄(66%)、値下がりは503銘柄(31%)、変わらずは36銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 57639.84 -10.7 57864.74 57,554.49
─58,015.0
8
TOPIX 3882.16 26.88 3855.98 3,850.02─
3,888.94
プライム指数 2000.59 14.06 1986.29 1,984.40─
2,004.02
スタンダード指数 1706.20 14.07 1694.49 1,694.49─
1,706.20
グロース指数 965.42 5.28 959.66 959.66─97
0.48
グロース250指数 735.65 2.56 732.16 731.60─73
9.80
東証出来高(万株) 305982 東証売買代金(億円) 99441.53





