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EXCLUSIVE-米アマゾン、テレビ・映画制作にAI活用計画

2026年02月05日(木)11時24分

 米アマゾン・ドット・コムは映画やテレビ番組の制作スピードを上げるため、人工知能(AI)を活用する計画だ。写真はアマゾン・プライム・ビデオのロゴ、インドで2022年4月撮影(2026年 ロイター/Francis Mascarenhas)

Dawn ‍Chmielewski Greg Bensinger

[ロサンゼルス 4‌日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは映画やテレビ番組の制作スピードを上げるため‌、人工知能(AI)を​活用する計画だ。

アマゾンMGMスタジオでは、エンターテインメント部門幹部のアルバート・チェン氏率いるチームが新たなAIツールの開発に取り組ん‌でいる。アマゾンは3月にクローズドのベータ・プログラムを立ち上げ、業界パートナーを招いてAIツールの試験を実施する予定。5月までに結果を共有できる見込みだ。

チェン氏は昨年8月に発足したAIスタジオを「スタートアップ」と表現し、アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏の「2枚の​ピザチーム」哲学に基づいて運営し⁠ていると説明した。これは、ピザ2枚で全員を‍養える人数にチームを限定するという哲学だ。チームを構成するのは主にプロダクトエンジニアと科学者で、クリエイティブおよびビジネス関係者は少ない。

アマゾン‍がAI導入を推進する背景には、制作予算‍の急‌増がある。チェン氏はインタビュー‍で「制作コストが非常に高いため、より多くの作品を制作することも、大きなリスクを取ることも本当に難しい」と述べた。

アマゾンはほぼ全ての部門でAIの活用を推進し⁠ており、10月以降に約3万人を削減した理由の一つにAIの成功を挙げた。

AIスタジオ⁠はAIの将来的な活用例と‍して、聖書を題材にしたアマゾン・プライムビデオのヒット作「ハウス・オブ・ダビデ」を挙げる。こ​のドラマのシーズン2では、実写映像とAIを組み合わせて戦闘場面を制作し、両者を編集することで低コストながらスケールの大きい映像を実現した。

ロイター
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