株下落・ドル上昇、FRB議長後任にウォーシュ氏指名で
写真はケビン・ウォーシュ元FRB理事。米ニューヨークで2017年5月撮影。REUTERS/Brendan Mcdermid/File Photo
Chuck Mikolajczak
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日午前の市場で、米株価が下落し、ドルが上昇した。トランプ米大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の後任にケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名したことなどが背景にある。
ウォーシュ氏はFRBを頻繁に批判し、金利引き下げを支持しているが、他の候補者のように積極的な緩和は行わないと市場はみている。
上院で指名が承認されれば、ウォーシュ氏はパウエル氏の任期満了となる5月以降、議長に就任する。
アネックス・ウェルス・マネジメント(米ウィスコンシン州)のチーフエコノミスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「経歴を考えると、ウォーシュ氏はハト派の皮を被ったタカ派だ。十分な資質を備えており、今後も大統領の操り人形ではなく、独立した考えを持つ人物であり続けるだろう。今のところ低金利を望んでいるかもしれないが、永遠にそうではない。1年後には、ホワイトハウスから彼に対する不満の声が聞こえるかもしれない」と指摘した。
米株価主要3指数は、取引開始直後から下落した。
2025年12月の卸売物価指数(PPI)が前年比3.0%上昇と、予想を上回って伸びたことも材料視された。
ドル指数は0.57%高の96.73となり、ユーロは0.54%下落し1.1904ドルとなった。
ドル高は最近の金価格の上昇を抑えた。金価格は前日に1オンス=5600ドル付近の過去最高値を記録したが、この日は一時的に5000ドルを下回った。
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