ホットストック:アドバンテストが一時14%高、3度目の上方修正を好感 AI関連需要が堅調
写真はアドバンテストのロゴ。2024年6月、東京で撮影。REUTERS/Sam Nussey
Noriyuki Hirata
[東京 29日 ロイター] - アドバンテスト株が急騰している。株価は一時14.5%高の2万9250円に上昇した。同社は28日、2026年3月期通期の連結純利益予想(国際会計基準)を2750億円から前年比約2倍の3285億円へ上方修正し、好感する動きが先行している。上方修正は今期3度目。会社予想はIBESがまとめたアナリスト20人の予想平均2877億円を大きく上回った。
株価は好決算を事前に織り込みながら前日までの6連騰で18%上昇していたが「その期待を上回る決算になった」と三木証券の北沢淳商品部投資情報課次長はみている。
岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは、AI(人工知能)関連で中核となる米エヌビディア の需要を取り込みながら「(米ハイテク大手企業群の)GAFAMからの需要の取り込みも進んでいる様子がうかがえる」と指摘する。
同社は今期の想定為替レートを1ドル146円(前回見通し143円)、1ユーロ166円(同161円)と、円安方向に見直したが、足元のレートに比べ控えめだとして「さらなる上振れも見込める。能力増強にも前向きに取り組んでおり、力強い需要を取り込んで来期も成長が期待できる」(斎藤氏)という。
同社は26年の半導体市場はAI関連向けが引き続きけん引すると予想しており、AI関連向け半導体の複雑化や性能向上、サプライチェーン(供給網)の拡大、生産数量の増加に伴って、同社が手掛ける検査装置も高水準な需要が続くとみている。
今後のリスク要因としては、能力増強が需要の伸びに追いつけるかどうかや、顧客となる半導体メーカーの工場での装置向けスペースの不足に注視する必要があると岩井コスモの斎藤氏は話している。





