ボーイング、昨年納入数は72%増の600機 純受注でエアバス抜く
米サウスカロライナ州ノースチャールストンにあるボーイングの工場。2023年5月に代表撮影。REUTERS
Dan Catchpole
[シアトル 13日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは13日、2025年の航空機納入数が前年比72%増の600機に達したと発表した。2018年以来の最多を記録し、純受注で欧州同業エアバスを7年ぶりに上回り、一連の危機を経て業績回復の兆しを見せた。
年間納入数はエアバスの793機には及ばなかったものの、新規受注は1175機、キャンセル調整後の純受注は1075機。純受注は過去6番目の高水準で、エアバスの889機を上回った。
12月は63機を納入し、月間納入数としては2023年以来最多。これには主力の「737MAX」機が44機、「787」型機14機が含まれる。
2025年納入数の内訳は737MAX機440機、787型機88機。主力の広胴機「787ドリームライナー」の納入数は2019年(158機)以来最多だった。
787型機の需要は近年急増している。昨年のドリームライナーのキャンセル調整後の受注数は368機で、同機を初めて提供した2007年の369機に次ぐ水準となった。
ボーイングはケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)の下で、企業イメージの改善と、エアバスとの狭胴機の受注競争での優位性確保に取り組んでいる。ボーイングは2018年以降、2件の航空機墜落事故、コロナ禍、工場労働者のストライキ、飛行中のパネル脱落事故で生産が混乱し、債務が膨らんだ。
ボーイングの最高財務責任者(CFO)は先月、民間航空機の納入増加により2026年のキャッシュフローがプラスに転じるとの見通しを示した。
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